証言308マリアさまのところへ三つ組みして行きたい 証言309敬虔な、静かな、闘病生活 証言310めでたし聖寵満ち満てるマリア
証言311ご厚意ありがたいけども、結構ですから 証言312自分もいつそういうことになるかなぁ 証言313先生は鬼みたい
証言314馬の脂、柿の葉っぱ、スルメ、山桃の皮 証言315朝の来るのが辛かった 証言316もう「あの世」まで行った
証言317その蚊帳が結局「家」 証言318帰ってきやすまぁか、 証言319夢に弟が出て、寺の字まで教え
証言320一縷の望み 証言321死人を焼くのが、目の前 証言322濡れて死ねるものなら
証言323おばちゃんが一番下手じゃ 証言324ようよう赤ん坊だけは洗ろうて 証言325出産。喜ぶ人は皆亡くなった
証言326姿見に初めて自分を映し 証言327見られる姿じゃなかった 証言328ガラス戸に映った自分の姿が
証言329狐顔、晒していかんばならん絶望感 証言330これから毎日毎日よくなるんだと 証言331廊下に鏡があって…、自分なんです
証言332血を3合ぐらい吐いたろうよ 証言333もうきちがいになるごたる 証言334川から上がって来たら、亡くなっていた
証言335嬉しいねー、仏様が迎えに 証言336半焼けしたままの骨、突っかれ 証言337黒い斑点
証言338塊みたいなのが次々 証言339なんにもわたし残らないじゃないか 証言340隣の部屋でぼそぼそ
証言341最期だなという覚悟 証言342どうしてこの呪いの光線を 証言343治療の方法はありませんよ
証言344土饅頭に月見草