被爆者の声350

<body><a href="../index.html">HOME</a><br><table summary="証言328"><tr><td class="testi">証言328</td><td class="date">8月16日以降</td><td class="i_midasi">ガラス戸に映った自分の姿が</td><td class="age">当時14歳</td></tr></table><table summary="背景画像あり"><tr><td class="bg" background="../photo/img821.jpg"><div class="large">母が<ruby>気<rp>〈<rt>き<rp>〉</ruby>利かして、ベットの側に全然<ruby>鏡<rp>〈<rt>かがみ<rp>〉</ruby>を置いてなかったんですね、<br>自分でその姿を見たらつまらん<span class="small">（いけない）</span>と思ったんでしょう。<br>気遣って。<br><br>そいで、雨の降るときなんかは、<br>雨戸を閉めるようになっていたんですね。<br>雨の日でしたけど、起きて座ってなんとなくこう、横向いたんですね。<br>そしたらそのガラス戸に映ったんです。自分の姿がですね。<br>その時の、本当にショックですね……。<br><br>私はカトリックですから、信仰の精神って言うんですか、<br>与えられた使命だと思ってですね。<br>どうせこれも私に与えられた神様の十字架だから<br><ruby>忍<rp>〈<rt>しの<rp>〉</ruby>んで行かんばつまらんなあーと思うてですね。</div></td></tr></table></body>