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証言343 | 9月上旬 | 治療の方法はありませんよ | 当時35歳 |
すぐ主人は、新興善(小学校)の病院に行ったんですよね。
新興善〈の病院ではですね、
『もう斑点〈が出て、髪の毛が抜けかかったら
治療〈の方法はありませんよ』って追い返されとっとですよね。
そいでもうしゅーんとして帰ってくるでしょう。
そてからもう(そうしてからもう)、一月経った日(9日)に和尚〈さんを呼んで、
母や子供たちのお経を上げてもらいよったんですよ。
自分も阿弥陀経〈を口の中でずっと言いよったんですけどね、
『おばあちゃんやタカシが迎えに来たよ』って言うた時には
終〈いやったですね。
主人が死んだ時には、生きる気持ちは全然ありませんでした。
4人の子供が死んでも、主人がおれば何とかなるだろうと思ってから、
それだけで、気が張っとたんですけど、その後はもう
いっしょに死にたいという気持ちだけがいっぱい…。