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証言382 | ことば | 被爆の実相、我々が知らせなー | 当時33歳 |
核兵器てものはこんな恐ろしいものですよと、
これ使こうちゃいけませんよということを、
我々は運動していって、皆さんこれを理解してくだされば、
これで仇も取れたんじゃないですか。
我々の気持ちが分〈かってもらえれば。
分〈かってもらえん間はまだ仇〈は取れてない、と。
こういう風に変わってきた。
戦争でもって仇〈を取るというのは言語道断〈。
これはもうとんでもないことなんですね。
これに気がついた訳〈ですから、平和というもので仇〈を取らにゃいかん。
何とかして被爆の実相〈、我々が知らせなー、
誰も知らせる者はおらんですからね。