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証言354 | ことば | 泣くのは誰でもない、みな我々 | 当時37歳 |
二度と戦争はしてはなりませんわい。
絶対に日本全国民がね、戦争にはね、
立ち上がって反対してもろうてね、
そういうように巻き込まれんように、
これだけは私は、ほうじゃけえ、若い人に言うておきたいんですよね。
どういうことがあっても戦争というものは、決して利益になるんじゃない。
それは利益になるのは産業界のああいう一握りの人が、
ええだけのもので、後は絶対にええ事はないんですから。
ほじゃから泣くのは誰でもない、みな我々がね、
泣いてこにゃならんのじゃから。
どういうことがあっても戦争へ巻き込まれるようなことしては…、
二度と…再び、戦争だけはしてもらわんように。
政府がどのように言うたけんいうても政府に負けたらいけん。
その時にね、負けてはいけない。