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証言293 | 8月19日 | ひょっとしたら2、3日の間にね、 | 当時14歳 |
8月の19日になってすごい熱が出たんですね。
そいで喉痛くてですね、水も喉〈を通らなくなった。
熱も40度を超したんですね。
ある病院に着〈きましたところがね
『長崎は何処〈に居りましたか』言うて『銭座町〈に居りました』、
『光はどうでしたか』、『玄関であびました』。
『あれを受けた人はたいてい死ぬとさね』。
『はあ?』って私の髪の毛をひっぱるんですよ。
『あれ、おかしかね。40度の熱あって、銭座町〈で受けたとなら、
こら死ぬはずばってんね』って言うわけですよ。
死ぬはずって何じゃろか、もう患者の前で死ぬはずとはね。
そいで『2、3日のところが勝負でしょう。
ひょっとしたら2、3日の間にね、死ぬかもしれん』って言われましてね。