(友人の遺体を)もう一人で焼かざるをえん。 だいたい朝10時頃死んで昼ぐらいからですね、 焼いたですけどですね、一人で戸板に乗せて、 あの、リヤカーで死体を持って行って、 もうすでに焼いた跡がありましたからね。 その穴、ちょっとした窪みに大きな下に材木を入れてね、 そこの上に死体を乗せて焼くと、なかなか焼けないしね。
ほいで、ほんと、あのー、ころは、異常心理でしょうな。 そばでも焼きよったけどね、早く焼けるようにね、 頭の脳を鳶口〈で出すとかね、腸〈をね、鳶口〈でね、早く焼けるようにね、 引き出してあげてね、まず、1人焼きましたね。
そいで、やっぱり4〜5時間かかります。 そいで焼いてね、骨壷〈も何も無いし、そいで焼いてしまって 焼きよったら『骨はどうするんですか』って隣の人に聞いたらね、 『水かけなさい』と『水かけたらね、木の灰は、真っ黒くなるしね、 骨が真っ白く浮き上がる』と。 そいで家に連絡する手段もないし、そいで骨壷〈も無いと、どうしようかと。 |