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証言205 | 8月9日 14〜15時頃? | あの辺はもうむちゃくちゃですたい | 当時43歳 |
停車場に行けば何とかなるだろうと思って今度は駅に行った訳〈ですよ。ね。
そうしたところが、あんた、駅には向こうからどんどん重傷者やなんかが
いっぱい、来るでしょうが。
駅もなにも死んだ人やなんかがおってどちゃばやしとるわけですたい。
五島町〈あたりからも煙が出とったし、県庁あたりからも煙が出とったし、
それから興善町〈の向こうの方からも煙が出とったでしょう。
火が着〈いて、駅前の方も、もう火が着〈いとったですもんね。
あの辺はもうむちゃくちゃですたい、道路も何も。
瓦〈は飛んでるし、ゴミ箱から、戸から、戸障子〈から、みんな道路やなんかに
放り出したように飛んじまってるんじゃもん。
駅前なんかじゃ、もう大騒ぎさ、あんた。
そうしたところが、血だらけになっとっとやもん、みんなが。
向こうから来る連中は、半死半生ですたい。
ほいでから重傷者の手を引いたり肩を貸してやったりして、
こんだ(今度は)、重傷者の運び(役)ですたい私が、こんだ、そこ行ったら。