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証言153 | 8月9日 瞬間・直後 | ちょうど肩んところから腰まで | 当時17歳 |
もう、工場の中じゃけど、真っ暗すみですよ。
(炸裂した)瞬間、ビーン…頭がジーンとなってもう耳がチーンと
なんかガーンって叩〈かれたのと同然ですね。
そして、最初受けて、うわ爆弾だと思うたんじゃけども、
なんだって思いよる最中に今度はもう、タッタッ、爆風〈っていうですかね、
もう四つん這〈いなっとっても突っ張っておりきらんぐらい強かったんですよ。
そして3回か4回ぐらい、やっぱ波状的に来たですね、爆風〈が。
突っ張っとっても、グッググッグ背中から爆風〈で押されて。
そしてして、白う窓んところがボヤっーっと見える。
そいでそっちに行こうにも結局バラバラになっとるから、
上のトタンなんかが落ちて重なっとるとばですね…
歩けんわけですよ。そいでもう、泳いで行ったのか這〈って行ったのか、
そこまで無我夢中で窓際まで行ったとです。
窓から飛び越して出たところが、2〜3人。あっち1人、こっち1人。
トタンが結局爆風〈でボーッと上に上がっとるわけですね。
それが降りて来る、直接サーッと降りて来る、
ちょうど肩んところから腰まで、口があいとるぐらい切れとったです。
血はトット流れよるわけですよ。その中を今度はもう、
目ん玉は結局飛び出たら、こう下がるんですね、この辺まで。
ぶらーっと下がっとるわけだ、こう引っ込んでね。
そして、女の髪の毛は真っ縦に立っとる。全部。
結局、えずくて(怖くて)ビックリした時に
髪の毛が立ったって言うくらい。本当ですね。
結局、まっすぐこう、普通下げとる髪の毛がもう真上にもう、
撫〈でつけたごと立っとるんですねー
ほーってもう目ん玉は飛び出て…。友だちにすがってもう…。