その地下室全体がこう火の海になるようにして、 そして、そこへ、死体の片付けに来た人たちがね、 戸板に死体を乗せてきてから、『一二の三』でね、 投げ込んで行くんですよ。 で、えー、空を切ってその硬直した死体がね、次から次へその、 火の海の中にこう、投げ込まれていく。 しかもその死体は、黒焦げのもの、ピンク色のもの、 黒焦 いろんな死体が、しかもいろんなスタイルでね、 硬直しておる死体がありました。 で、終わりには、まるで、死体で死体を焼いて行くような ことじゃなかったかと思うんですけれどもね、うん。 僕はあの、今の「福屋 しばらく見たもんですよ。 それっていうのも、やっぱり姉がおりゃせんか、 そん中おりゃせんだろうかっていうことを思いましてね、 でもおったところで判りっこないなあと思って… |