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証言124 | 8月9〜10日頃? | 死体で死体を焼いて行くような | 当時17歳 |
その地下室全体がこう火の海になるようにして、
そして、そこへ、死体の片付けに来た人たちがね、
戸板に死体を乗せてきてから、『一二の三』でね、
投げ込んで行くんですよ。
で、えー、空を切ってその硬直した死体がね、次から次へその、
火の海の中にこう、投げ込まれていく。
しかもその死体は、黒焦げのもの、ピンク色のもの、
黒焦〈げを通り越してね、骨だけに近いような状況になっておるもの、
いろんな死体が、しかもいろんなスタイルでね、
硬直しておる死体がありました。
で、終わりには、まるで、死体で死体を焼いて行くような
ことじゃなかったかと思うんですけれどもね、うん。
僕はあの、今の「福屋〈」の西側の入り口へ座っておりましてね、
しばらく見たもんですよ。
それっていうのも、やっぱり姉がおりゃせんか、
そん中おりゃせんだろうかっていうことを思いましてね、
でもおったところで判りっこないなあと思って…