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証言018 | 8月6日 瞬間 | 友達がズルッと皮が剥け。自分はと… | 当時14歳 |
光った瞬間は、周り全体がパッと明るくなって、
大きな溶鉱炉に投げ込まれた様な感じでもあるし、
火の雨が、驟雨〈がザーッ、サーッと降った、
周り全体にサーッと降って来たという様な感じでもあるし、
まぁ、もっと云えば、夏に太陽ですね、太陽が輝いている、
それで海岸なんか行って寝転んで、目をつむって太陽の方を向くと、
パーっと明るく、瞼〈の裏が明るくなりますね、
そんな感じであった様にも思います。
川の側〈だったもんですから、ずるずると石段を伝って、
川に皆と一緒に、瞬間的に熱いと感じたんでしょうね、入り込んでました。
たまたま一人だけ、ボクと同じ位の背丈〈の友達が居て、
ボクと向かい合って『顔がどうかなってるか?』と聞くんです。
見ると、ズルッと皮が剥〈けて、顔の辺りから首にかけて蝋〈が垂れた様に、
雑巾〈をベターッと垂らした様になってる。
それで『そうなってる、垂れてる』って云ってやったんです。
自分もそれと同じ様に、あるいはそれ以上になってた訳〈なんでしょうけど、
自分がそうなってる事も知らないし、
友達がこうだから自分はどうなってるかな、と顧〈みる意識も働かない…